ゆるゆる登山隊 blog

4人で共同執筆の登山ブログです

九州の山をゆるゆる登っています

立山遠征!!part ①

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千歳ゆるゆる登山隊、3年ぶりの遠征だよー!立山だよー!ぐるっとしてきたよー!
今回は私sunとアクティブ女子なおみちゃんが6泊7日の立山に行ってきたお話。
いつもながら小学生並の語彙力と文章力なのでゆるっと読んでもらえたら幸せです。

 

2022.8.4 Day1 移動日
大分から富山・・・どーやって行くのがいいのか悩んだ末、大分空港から羽田を経由して飛行機で富山入りすることに。
が、大分空港に着いた途端、目に飛び込んできたのは・・・

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まさかや!!!大分はこんなにいい天気なのに・・・
大分から羽田は遅れるけど飛びそうだと言うことで、ANAのお姉さん方に便の変更をしてもらっているうちに、羽田~富山欠航のお知らせメールが届く(泣)
むむむ・・・初っ端から暗雲。

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幸い羽田には到着できたので新幹線で富山入り。楽しみにしていた富山の寿司を食べ損ねたのでそれだけが心残り。

 

2022.8.5 Day2

6時半富山駅から直通バスに乗り9時室堂到着

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写真でよく見る室堂からの景色に興奮!ガスも多かったけど晴れ間もあり絶景!
この日は室堂から浄土山獅子岳を経て五色ヶ原山荘に泊まり。
五色ヶ原山荘ではこの間祖母山に一緒に登ったGF登山部のイッチー・まりちゃん、そして宇賀神ちゃんに会えることになっている。

祖母山の様子はこちら↓

 

chitoseclimb.hatenablog.com

 


ある登山ブログでは「五色ヶ原までの道のりが長くて思ったよりきつかった」と書かれていたし、ある人のSNSでは私の立山遠征に合わせたかのように「アップダウンがきつい」とかあとはなんて書いてたかは忘れたけど(笑)とにかく憧れの五色ヶ原に行くには覚悟が必要のようで・・・。
行く直前になって不安と闘っていたのはここだけの話。

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9時半、登山口出発。

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これから向かう浄土山は・・・あれかな?
最初からきつい(笑)

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立山三山の山頂はガスの中でなかなか姿を現してくれんかったけど、ガスの流れで変わる景色と高山植物のお花畑に癒されながら進んで行く。
浄土山まであと少しの所で、下山してきた方が「そこで雷鳥見ましたよ~!」って教えてくれて初日から雷鳥とご対面できた

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浄土山まであと少し~!!!と思いながら10分ほど歩いた所でyamap見たら・・・浄土山過ぎてる~!!!
え?どこが山頂だった?看板あった?
ゆるゆる登山隊初のアルプス遠征で燕岳に登った時にgokeiが山頂標識見てなくて、それを毎回イジりまくっているのに、今回同じことをしてしまうなんて・・・これは秘密にしておかなければ(笑)
と思っていたら浄土山は標識がないらしいと言うことを後々宇賀神ちゃんから聞いてひと安心(笑)


次の龍王岳、ここもまたyamapでちゃんと確認してなくて山頂をスルーしてた。。。翌日同じコースを通るのでここは翌日に登頂。

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岩々した龍王岳、クライミングをしてる人いた。岩が好きなhito3におススメしよう(笑)

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そして目の前には鬼岳・・・あぁ巻道あるぅ(幸)


次に現れたのが獅子岳。アップダウンが激しすぎる。

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雪渓にはしご、岩々ゾーン、ザレザレでザレザレのザレザレゾーン・・・

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まっさかさーまーにー堕ちてdesire♪がぴったりの急降下・・・

パトラッシュ、僕はもう疲れたよ・・・
ザレザレの急降下は精神的にかなり疲れた・・・

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眼下に見える黒部湖やチングルマ王国にちょっとだけ元気をもらい、ザラ峠通過。

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そしてついに!五色ヶ原の木道!!!
ガスガスだったけど周りはお花畑で幻想的。
そしてついにそのガスの中から五色ヶ原山荘が!
さらにそのガスが晴れ、青空までもが!
午後から天気が崩れる予報だったけどほとんど雨に合わず(数滴雨降ったけど10秒で消えた!!!)ついに憧れの五色ヶ原に到着。
ガスと青空、それに赤い屋根の山荘、おとぎ話の世界のような風景に足が進まずなかなか山荘に着かなかった(笑)

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無事にGF登山部の3人と合流


山小屋での早めの夕食も終わり外を見ると・・・天気が崩れるどころか快晴!
みんなでテント場まで約10分のお散歩タイム

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夏の雲と夕焼け、木道とお花畑、天国があるとすればこんなところだろーなーと思わせてくれる場所でした
がんばって良かった!!!が、また明日あのえげつないアップダウンが待ち受けていると思うと恐怖に怯える夜だった・・・

 

2022.8.6 Day3
恐怖に怯えあまり眠れず朝を迎えてしまった・・・(笑)
この日は昨日のコースを戻り、さらに立山三山(雄山・大汝山・富士ノ折立)・真砂岳を越えて内蔵助山荘に泊まるという、今回の日程の中で一番ハードになりそうな日。

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この日も晴れたり曇ったりガスったりの繰り返し。あまり天気がいいと滝汗かくのでこのガスが私にはちょうどいい(笑)

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ザラ峠から獅子岳へのえげつない急登をわっせわっせと登っていく。

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昨日はガスガスで見えなかった富山市内方面や五色ヶ原山荘の赤い屋根、荒々しく削られた山肌、さらに薄っすらとブロッケン!

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そして岩々の龍王岳が近づいてきた!すごい迫力!
昨日GF登山部の3人は龍王岳に登頂したとのことで3人とは龍王岳山頂直下でお別れ。

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短い時間だったけどやっぱり山の中で過ごす時間はとても濃くて大事な思い出がまたひとつ増えました!また九州に来てね~!
GFチャンネルのYouTubeで五色ヶ原の様子が見れるので良かったらどうぞ!!!

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龍王岳登頂後、歩を進めてるとどこからか「ぷぅ」「ぷぅ」と音がする。おじさんのおならかと思ってあ~見たくないなぁ・・・と思っていたら音が近づいてきた。

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今回2度目の雷鳥さん(笑)「くぅ、くぅ」とかわいい声で鳴いていた(笑)
後でその時撮った動画を見ると「くぅ、くぅ」ってしきりに言ってるなおみちゃんの声が入ってたwww雷鳥の声に似すぎて区別がつかんwww

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富山大学立山研究所にやってきた。今から向かう雄山がくっきり見えている!今からアレを登ると思うとゾッとする(笑)
とりあえず一の越山荘まではなだらかな下り。山荘でゆっくり休憩をとる。

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山荘から見上げた雄山、またザレザレの急登やん・・・コースタイムは1時間。一の越山荘到着までにかーなーり疲れてた私は、この雄山山頂への道のりが永遠に続くかのように思えて吐き気がした(笑)
この日は土曜日ということもありかなりの登山者がいた。小さい子供づれの家族や小学生の団体もいて、このザレザレの急登を登っていくのは大変だし下山は足下怖そうやし事故とかないんやろーかと心配する。が、人の心配する前に自分が登れるかの心配をした方がよさそうである(笑)

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「がんばれ自分、負けるな私!前に進まんと今日の寝床がないぞ!」と言いながら一歩一歩前へ。
一歩一歩がんばれば山頂は近づいてくる。どんなに疲れていようとも一歩一歩進めばゴールは見えてくるし、必ずゴールする。
永遠に到着できなさそうに思えた雄山山頂、なんとコースタイム通り1時間で登頂!やればできる子、sun(笑)

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ガスは多めながらもいい所で晴れ間あり!
ここで飲んだ700円のコーラが美味しすぎた!普通に考えたら高杉君コーラだけどここで飲むコーラは700円価値大いにあり!
せっかくなのでコーラと同じ値段を出して(笑)雄山山頂で御祈祷をしてもらったよ!


雄山まで行けばあとは大丈夫!とGF登山部の3人が言ってた。でもアスリート並の体力の持ち主が言うことは簡単には聞き入れられないwww

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次の大汝山までは急登はないものの左側がザレた斜面だったりとまだまだ油断はできない

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大汝休憩所到着。ヒマラヤ感溢れる素敵な小屋。
小屋からすぐの大汝山登頂!山頂は狭い。
それから立山三山最後の山、富士ノ折立へ。が、ガスガス。岩岩。私は即決、山頂は行かんでいい(笑)

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なおみちゃんはアグレッシブ女子、登頂しないわけにはいかない!果敢に挑む!ガスの中に消えていく。
数分後戻ってきたけど残念ながらルートがわかりにくく標識を見つけれなかったそう(後で内蔵助山荘で同部屋になった方に聞くとちゃんと標識はあるらしい、残念)
でもここまで来たら立山三山登頂と言うことでいいと思う!
さてあとは真砂岳を経由してこの日の宿、内蔵助山荘へと向かうだけ!ゴールの兆しが見えてきた!

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ガスガスの中でもこれから歩く真砂岳への稜線が見えてたまらん!!!

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真っ白の中、真砂岳登頂!
真砂岳からは約15分で内蔵助山荘。近いはずなのにガスガスすぎて全く山荘の様子が伺えません・・・
山荘はどこ?私はだれ?状態で歩いてると・・・着いたーーー!!!

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5:50に五色ヶ原山荘を出発して約10時間、16:00内蔵助山荘到着!
山荘の方の優しいお出迎えに癒されました。
内蔵助山荘は部屋にザックの持ち込みができず部屋の外で荷物の整理なんかをしなくちゃいけないのでちょっと不便だったかな。
それと水道水は飲めないので水は有料。500㎖のペットボトルの水が500円。ちょっと高め。

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夕食の名物なめこ汁がとーってもおいしかったな~(パーテーションの絵がかわいすぎる!)

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今回の日程の中で1番ハードな日を乗り越えた私たち。翌日からはどんな山旅が待ち受けているのだろうか・・・
笑いあり、涙ありのDay4~はまた次回!
ソロでしかもテント泊装備でアルプス遠征に行くようなアクティブ女子なおみちゃんがまさかのボケ担当だったとはこの日までは私はまだ知らない・・・(笑)
つづく・・・

 

**訂正**

立山三山は雄山・大汝山・富士ノ折立ではなく立山(雄山・大汝山・富士ノ折立の総称)・浄土山別山のことを言うらしい。