思い出シリーズ yuyuバージョンは奥穂高岳をお届けします。(写真のジャンダルムには行っていません)
奥穂がyuyuにとって、初めてのアルプスでした。しかも3泊4日のソロテント泊。どんなに険しいのか、どんなに空気が薄いのかワクワクよりもドキドキが止まらなかった記憶が強いです。コースタイムもどこまで参考になるかわからなかったし、9月のシルバーウィークで混雑も予想されたのでかなり余裕をもって3泊にしました。なぜ初めてのアルプスを涸沢-奥穂高岳にしたのか?はブログでお話します。
1日目:博多から徳澤へ
福岡は博始から始発の新幹線に乗り、名古屋で特急に乗り換え、松本から新島々までアルピコ電車、上高地までバス。5:30に自宅を出て、14:00に上高地に着きました。(私の記憶が正しければ)。
本日の目的地は徳澤です。コースタイム2時間。写真を撮ってもらったカメラマン(よく観光地にある記念写真撮りますよ~って声かけてくるお店の人)から「最近熊が出たので気を付けてください」と言われ、ビビりのyuyuは漏らしそうになりました(ちょっと漏れてたかも)
初めての梓川。水がきれいで感動でした。初日の予報は雨。予報通りに雨が時折パラつきました(この時から雨男だったんです)。平坦な道をテクテクと徳澤まで歩きます。
徳澤園で受付を済ませ、芝生エリアにテント張りました。700円/泊ぐらいだったと思います。トイレ、水場も近くにありました。
徳澤園でビール購入し、パスタを食べて寝ました。
2日目:徳澤から涸沢へ
雨は上がり、天気も良かったです。7:10徳澤園出発。(ここからの通過時刻はメモ取ってましたのでほぼ正確です)
8:00横尾。本日の目的地は涸沢なので、横尾大橋を渡ります。(渡らずにまっすぐ行くと槍ヶ岳ですね)
3年後の槍ヶ岳の記事はこちら chitoseclimb.hatenablog.com
本谷橋で休憩。横尾から1時間でした。
本谷橋過ぎたあたりから「これがアルプスか~」と言わんばかりの壮大な山嶺が見えてきました。
何も知らない私は「もしかしてこれが槍ヶ岳?」と思いました。(登山道からは槍ヶ岳は見えません)
9月に涸沢を選んだ理由の一つは紅葉です。山渓の雑誌などで一度は見たいと思っていました。ピークよりはちょっと早かったようでよく見る「ザ涸沢の紅葉」は見れなかったです。
当時は「山と道」などのガレージブランドも知らなかったので、テルヌア・ミレーが好きなブランドでした。
10:30涸沢ヒュッテ到着。2日目はここまでです。体力的には余裕ありましたが、明日の奥穂高岳へ備えます。(次来るときは、穂高岳山荘か北穂高小屋まで行きたいと思います)
さすがに10:30だけあって、テント場はガラガラです。この後すごいことになります(後で写真あり)。確かここでゆるゆるメンバーに「涸沢なう」ってサプライズLINEを送りましたが、あまりびっくりされなかった記憶です。
整備された平地を選んでテントを張りました。ここで2泊するので、絶好の場所を確保できたのはゆるゆるプランにして良かった点でした。
まったり過ぎて何しようかなと思ってたら 荷揚げのヘリがやってきました。
いやーかっこよかったなー!シルバーウィーク前の荷揚げだったので、何往復もしてました。
お昼は涸沢名物のおでんとビール。マムートジョッキで飲むことも涸沢に来たかった理由のひとつです。昼から絶景見ながらビール。もういつ死んでもいいと思うくらい幸せでした。(まだまだ行きたい山いっぱいなのでまだ死にましぇんw)
毎年冬には解体するテラスでのんびりしてテントに戻りました。
13:30テントも少し増えてきました。この後まだまだ増えます。
午後になっても荷揚げは続きます。
まじでかっこいい。
午後は、テントで景色を楽しんだり、散歩したりまったり過ごしました。
夜はチキンカレーを食べて、明日の早朝のモルゲンロート(これも涸沢にした理由の一つ)を見るために早めにシュラフに入りました。
3日目:涸沢-奥穂高岳-涸沢
「やってもーたー」 起きたらモルゲンロート終わっているしー。7:00でした。 昨日隣のテントの若者がうるさくて寝れなかったんです。
バタバタ朝ごはん食べて、準備して奥穂高岳へ向かいます。
最短ルートのザイテングラートを登ります。
振り返ると、涸沢が小さい。
穂高岳山荘が見えてきました。
「白出のコル」。アリんこ並みの小ささの涸沢テント場。さっきまで下から見上げていた場所にやってきました。
9:30 穂高岳山荘。コースタイムより少し速いペースで涸沢から2H。ランチには早いので少し休憩をして奥穂高岳へ向かいます。
奥穂高岳へは奥の崖を登ります。
ここは狭いし、上り下りでルートが分かれていないのでかなり渋滞していました。時間はたっぷりあるのでゆるゆると行きます。
振り返るとかなりの高度感です。小屋の奥側がテント場。いつか泊まってみたい。
もう少し登ると、槍ヶ岳が見えました。ここで昨日のは槍ヶ岳ではないことを知りました(笑)
拡大。槍ヶ岳の存在感ハンパねー!槍穂縦走もいつか行ってみたい。
穂高岳山荘すぐのはしごより先はこんな道。そんなに危ないところはありません。
ついに、「奥穂高岳」制覇。感動で大声で叫びたかったのですが、一人だったし心の中で「着いたどー」と叫びました。
奥穂から見下ろす上高地。
ジャンダルム。ここも行きたいがレベルが高すぎる。
ジャンダルムに挑む勇者。(私ではありません)
奥穂の少し先の広場的なところで、絶景に夢中でボーっとしていました。1時間ぐらい過ごして下山しました。
穂高岳山荘でラーメンを食べて、涸沢へ下ります。
山岳警備隊のお二人。パトロール中。私も中洲のパトロールしばらく行けないなぁ(笑)最近はもっぱらオンライン飲み会です。
下山中の紅葉。
14:30 涸沢に戻ってくるとテントの数が増えていました。シルバーウィークの真ん中ですからね。
涸沢小屋に立ち寄ると・・・。まじでテントでよかった。 写真がないのですが、ここでビールと何かつまみを食べた記憶です。
テントに戻ってゆっくりして晩御飯の準備をします。
パスタとゆで汁で作った和風ソーメンスープ。山では何を食べてもカロリーゼロルールがありますからたっぷり食べます。
暗くてわかりづらいが、夜にはさらにテントが密集していました。いびきのオーケストラも大爆音でした(笑)明日はモルゲンロートが見れますように。おやすみ。
4日目:涸沢-上高地
ばっちり起きれました。これも涸沢に来たかった理由の一つ。
「日本の夜明けぜよ」ではありませんが、ここから私の登山人生はさらに輝かしいものへと確実に進んでいます。今は我慢の時ですが、山は逃げません。いつか山がある人生が再開できる日まで。今日も「Stay Home!」
最終日は下山のみ。7:00涸沢を出発し、12:00上高地に下山しました。
まとめ<初めてのアルプスを奥穂高岳にした理由>
・涸沢でテント泊をしたかった
・涸沢の紅葉を見たかった
・マムートジョッキでビールを飲みたかった
・モルゲンロートを見たかった
一言で言うと、「涸沢でビールが飲みたかった」ってことです。
ではまた。