2024.7.23 DAY③
身体に染み付いた硫黄の臭いをプンプンさせながら起床
高天原山荘朝食
5:30、今回も濃い時間を共にした2人とお別れです。楽しい時間をありがとう!
この日は1日晴れ予報。ゆっくり出発の方々とこの晴れを喜び「私アルプス来て雨にあったこと1回だけなんですよね~えへへ」なんて会話をしながら出発準備
「みなさん、ごめんなさい」この場で謝ります。。。明日はガッツリ雨ですwww
6:10、山荘出発
薬師岳もばっちり
モミジカラマツ(葉っぱが紅葉みたいなんだって)
当初は岩苔乗越経由で雲ノ平へ行こうと思ってたけど昨日疲れたから最短ルートに変更!
木漏れ日の樹林帯だったり長い梯子を登ったり
ゆっくりゆっくり登ります
樹林帯を抜けると360度の大パノラマ
初日に見えなかった剱岳
この辺りで追いついた高天原山荘で出会った4人組に「あなたのおかげでこんなにいい天気!良かったぁ!」って言われたけど明日の登山道は川ですwww 本物の晴れ男イッチーは今日下山ですwww ごめんなさいwww
岩々ゾーンを越えて
見えた!雲ノ平山荘!!!
またまた天国に辿り着きました!
9:30到着、チェックイン出来ました
なんとまぁオシャレな山小屋だ。雲ノ平山荘は憧れでもあったけれどオシャレすぎやな・・・って思ってしまったのが正直なところ
とりあえずトイレは男女共用、和式だった。やっぱりトイレは男女別がいいな(いろんな事情があってのことなので山小屋では仕方ないことだけどね)
10:30、山荘の中にある雲ノ平食堂(もはや山小屋ではなくてカフェだカフェ)で台湾風チキンライスを注文(学校の給食感w)
想像してたチキンライスではなかったけどとっても美味しかった
さて天気もいいしまだ11時前だったので雲ノ平周辺を散策。せっかくだし祖父岳(じいだけ)へも行ってみようかな・・・と
山荘を出て10分、今回は会えないかな~と思ってた雷鳥さん親子に遭遇!あーやっぱり癒されるー
キャンプ場分岐から正面に祖父岳
スイス庭園。木道と地塘、水晶岳!
雲ノ平、本当に素晴らしいところです!!
祖父岳分岐
分岐から祖父岳はなかなかの急斜面
祖父岳山頂付近にも雷鳥さん
分岐から約30分ほどで山頂。貸切
右奥の三角形の山が笠ヶ岳、手前に去年登った三俣蓮華や双六岳。
一旦分岐まで下山して、せっかくなので日本庭園まで
ここら辺が日本庭園なんかな?ってとこ
祖父岳山頂や日本庭園からは穂高連峰・槍ヶ岳の姿が見えた!
散歩も気が済んだので来た道を戻ります
雲ノ平山荘では水が貴重なので有料だったけどキャンプ場は水がジャバジャバ出てたのでここで水を補給。ついでに頭もジャバジャバしました
15時過ぎに雲ノ平山荘に戻ったのでついにビール解禁!去年荷揚げしたビールは¥100引きで¥700でした!
気持ちのよい外のベンチで一杯やりながら物思いにふけっていると隣のベンチにソロの女性
30分ぐらい話したかなぁ、山の良さとかソロの良さとか、最後には「コンプライアンスって何よ?!」みたいな話とかw
去年双六岳で出会った同じくらいの年のお姉さんとも山のことだけじゃなく仕事の話もしたっけな~w
『一期一会』ソロの時は特にこの出会いが嬉しくて。そこで連絡先を聞くわけでもなく、たった数分・数十分一緒に山にいて話すだけなんやけど、共感できることも多くてその場限りだから変に気も使わない。それが心地よかったりする
今回の旅で出会ったソロの女性はどの人も本当に強者で刺激を受けることが多かったな~
17:00、雲ノ平山荘の夕食。見た目とてもシンプルなんだけどこの石狩鍋がめちゃくちゃ美味しかった!!!(わかりづらいけど)
夕食後、まだ晴れ間もあったので祖母岳(ばあだけ)へ。山荘から20分ほど
翌日は雨予報だったのでこの日のうちに登って良かった
山荘では21時ぐらいまでお酒やスイーツを楽しめるようです
2024.7.24 DAY④
小窓から外が見えた。何かがピカピカ光ってる・・・なんやろな~と思ってたら雷やん!
アルプスで1回しか雨にあったことないから今回も雨が降っても小雨なんじゃないかと変な自信があったのに早朝から雷そして本降りの雨
予定通り5時に朝食を食べ(朝食の写真撮り忘れたぁ)また布団に寝転んでみる
どうしたものか・・・
この日の行程は雲ノ平から太郎平小屋までだからたいした距離ではない
小窓からまた外の様子を伺うと2人組が太郎平方面へ歩いてるのが見えて私も出発を決意
山では遅めの6:40スタート。半分以上の人はすでに出発してたような気がする
ガスガスの奥日本庭園
少しだけガスが晴れたアラスカ庭園(雨は継続中)
アラスカ庭園を過ぎてしばらく進むとなかなかの下りが始まる。イッチーからこの下りの岩が苔むしてるから気を付けて!って言われてたけど苔むしてるのもよくわからないくらい雨、そして登山道はもはや川www
人も少なく川と化した登山道を慎重に進みます
そんな状況なので写真もほとんど撮ってません。笑えるほど水が流れてる登山道を撮っておけばよかったな~
この登山道で出会うのも意外と女性のソロの方が多くて、すれ違ったおじさんがポツリ「女性ばかりやな・・・」w
なんとか下り終えて9:40薬師沢小屋に到着。かなりゆっくりペース
ここは2日前に見た場所と同じ場所かな?w
雨は降ったり止んだりの繰り返し。でも雨の中のお花にまた癒された
ちょうど雨が止んでるタイミングで少し前を歩いていた大阪の(大阪だけど穏やかで無口な感じのw)おじさまがコーヒーを淹れてくれて、ひたすら雨の中を歩いてきた体と心に温かさが戻った
ありがとう、おじさま!これも『一期一会』心が温まる時間やったなぁ
コーヒーブレイクでホッとひと息、なんだかパワーも出てきた
ジャブジャブの木道を歩き、雨でビショビショ何の意味もないようなレインウェアを着て(レインウェアとして数年使ってないからきっと買い替えないといけない時期)足元もドロドロになりながら12:50、太郎平小屋到着!
濡れたもの全てを乾燥室に干し、落ち着いたところで今日のランチ。おでんとビール、最高だった~
当初の予定ではこの日薬師岳山荘に宿泊の予定だったけど(薬師岳登頂は天気を見てこの日に行くか最終日の下山前に行くかと考えてた)1日目に薬師岳登ったから太郎平小屋に変更してて正解だった
おかげで太郎平小屋グループのスタンプカード3つ貯まったもんねw(太郎平小屋2泊・高天原山荘1泊)あと9回行かんと・・・www
17:00、夕食。今日のメインはハンバーグ。なぜか最終日に食欲が湧いてきた。明日下山するだけなのにw
夕食後まだまだガスってたけど雨は止んでたので外でのんびり。ちょうどその時富山県警山岳警備隊の無線「〇時〇分、ヘリ収容完了」とかそのような会話が聞こえてきてヘリも飛んでいてリアルな山岳救助の場面を見た気がした
おとといは水晶岳付近で滑落事故があったという話も聞いていて確かにヘリも飛んでたし、アルプスに限ったことではなく低山でも一歩間違えれば滑落しそうなところもあるし身を引き締めて登山を楽しもう!
しばらく小屋前で景色を楽しんでたけど、どんどん雲が流れていくので小屋から10分ほどで登れる太郎山へ!
雨と霧の1日の終わりにこんな景色が見れるとは!!!明日も雨予報なのに~
2024.7.25 DAY⑤
最終日のこの日はゆっくり下山するのみ
やっぱり朝から雨が降ったり止んだり。5時に朝食を食べ、ゆーっくり準備をして7:40霧の中出発
雨に濡れた植物たちもかわいいなぁと癒されながら下山
10:40、薬師岳登山口に無事下山
12:30の富山行きバスを待ってる間に、同じタイミングで下山したテント泊装備のお姉さんと談笑
なんと剱岳を登ったその日に五色ヶ原でテン泊、そして五色ヶ原から雨そして強風の中を薬師岳山荘まで歩いてきたと言う
薬師岳への吹きっさらしの稜線の風がやばかったって。いやお姉さんの方がヤバイ人やでw
みんなに「バカバカ」って言われるって言ってた。だよね~w
バスで富山駅まで約2時間。今回の山旅の最後の目的は富山寿司!
2年前の立山遠征の時は飛行機の遅延で富山入りが遅くなり食べ損ねたから今回は絶対!と思ってた
去年yuyuが立山行った時に食べてた「すし玉」へ。太郎平小屋で出会ったおばさまたちもすし玉おいしかったよーって言ってた
去年のyuyuの立山遠征の記事はこちら↓
平日の17時頃行ったら2組待ってたけどすぐ入れた
とりあえずはいろいろ食べれるお得なやつ~
yuyuが美味しかったと言ってたのどぐろ食べたら本当に1番美味しかった!(手前2つはたこの炙り、奥1つがのどぐろ)
お寿司を堪能した後は富岩運河環水公園へ。ちょうど夕陽がキレイだった
かつて世界一美しいスターバックスに選ばれた店舗。噴水ショーもあり芝生あり、富山いいとこやな~
他にも行きたいところはあったけど暑いしもうそんなに歩かなくてもいいしで、これにて富山観光は終了!
今回は高天原温泉・雲ノ平・薬師岳に晴れたタイミングで行けたし、念願の富山の寿司も食べれたし4泊5日の山旅はとても充実した旅になりました!
実は山欲が少し低下している今日この頃・・・2泊目の高天原山荘で(明日もう帰りたいな・・・)なんて布団の中で考えてたのはここだけの話www
でもやっぱりいろんな人との出会いとか、まだ見たことのない日本の絶景に出会えたりとか、雨の中歩いたこととか、たくさんの思い出と経験が出来たのはとても嬉しい!!
これからも自分のペースで自分が楽しいと思える山行をしていきまーす!
それではまた~!!!